週刊少年サンデーの看板作品だった「金色のガッシュ」は、完結したのが2008年で最終回がどのように終わったのか気になっている方もいるのではないでしょうか?
2022年からは待望の第2シリーズである「金色のガッシュ2」の連載も開始し、マンガ業界でますます注目されていくであろう本作品について、今のうちに振り返っていきたいと思います!
ということで今回は
「金色のガッシュの最終回前の2つの決戦」
「金色のガッシュの最終回はどのような結末だったか」について解説していきます!
金色のガッシュ 最終回前の決戦① VSクリア・ノート
ウマゴン・ティオの協力を経て、クリアのもとへ
魔界を滅ぼそうとする魔物クリア・ノートとの決戦が勃発!
クリアは「シン・クリア」の呪文を使うことで、長距離からガッシュ達に攻撃を仕掛けます。
ガッシュ、ウマゴン、ティオとそのパートナー達はその呪文を掻い潜りクリアのもとへ向かいますが、2回の「シン・クリア」によって、ティオ、ウマゴンの本が燃え、魔界に帰ることになります。
ティオはクリアの呪文によって本が燃えて魔界に帰りました。
ウマゴンは自身も「シン」の呪文を使うことで強力な力を得ましたが、自分へのダメージも大きく限界を迎えます。
ガッシュたちを乗せて走っている途中で、パートナーであるサンビームが清麿に頼み、これ以上ウマゴンが苦しまないようにと本を燃やしてもらいました。
それぞれの協力を経て、ガッシュはクリアのもとへたどり着き、決戦を迎えることになります。
ブラゴとの共闘
一方そのころブラゴとパートナー・シェリーは気配を消し、別の方向からクリアのもとへたどり着きます。
多方向から接近を試みることで、生き残ってクリアのもとに辿り着ける人数を増やす作戦でしたが、これが功を奏し、ガッシュとブラゴが共闘してクリアに挑むことになります!
クリア・ノート 完全体
ガッシュ・ブラゴの共闘でついにクリア・ノートを追い詰め、クリアは最後の力で「シン・クリア・セウノウス」を発動します。
清麿はその呪文にとてつもなく嫌な予感がしましたが「やらなければ俺たちがやられるだけ」という言葉で反撃を決意、見事に「シン・クリア・セウノウス」を打ち破ります!
しかしその結果クリア・ノートは力に支配され、完全体へと変貌を遂げます。
クリアのパートナー・ヴィノーも意識を無くし、心の力を生み出し続けるエネルギー体として、クリアに取り込まれてしまいます。
共に戦ってきた仲間たちの力
ガッシュとブラゴの最強呪文「バオウ・ザケルガ」「シン・バベルガ・グラビドン」もクリアには効かず、力を出し切ったガッシュ・ブラゴに完全体となったクリアの力を防ぐ術はありませんでした。
ボロボロになりながらも魔界の民の事を想い、決して諦めないガッシュたち。
そこでガッシュの本が金色に光ります!
「この呪文を唱えるには心の力がいらない!」
清麿が唱えた呪文は「ジオルク」これはガッシュと友達になってくれたダニーの自身のケガを回復する呪文です!
ガッシュたちの姿をみた魔物たちがガッシュに力を貸してくれ、みんなの呪文が心の力を使わずに使えるようになったのです!
ここからガッシュの反撃が始まります!
真のバオウ・ザケルガ
魔物たちの最強呪文に押され始めたクリア・ノートは、宇宙空間へ逃げ、地球そのものを破壊しようと攻撃の準備を始めます。
さすがのガッシュたちでも宇宙までは来れないだろうと思っていたクリアでしたが、そんなガッシュたちを救ってくれたのがコルルでした。
コルルは優しく、戦いを拒んでいたため呪文を唱えると自我を無くし、人を襲ってしまうようにされていましたが、そんなコルルを助け、魔界に戻してあげたのがガッシュでしたね。
コルルの呪文は「シン・ライフォジオ」これは水の中でも宇宙空間でも「生命」を守ってくれるという優しい呪文でした。
その力を借りて宇宙空間にクリアを追いかけていったガッシュたちは、最強呪文である「バオウ・ザケルガ」にみんなの力を込め「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」を放ちます!
今までの「バオウ・ザケルガ」を遥かに凌ぐ大きさ、力を持つこの呪文によってクリアを倒すことが出来たのです!
金色のガッシュ 最終回前の決戦② VSブラゴ
決戦は清麿の卒業式が終わってから
クリア都の決戦を終えたガッシュと清麿、ブラゴのパートナー・シェリーから最終決戦の日について聞かれ、清麿は「卒業式をガッシュに見てほしいから、終わってからにしてほしい」と提案します。
残った魔物が2人だけなので、これが終われば勝っても負けてもガッシュとはお別れになってしまうので、最後に見届けてほしいと思ったんですね。
ガッシュとブラゴ 最後の戦い
最終決戦が開始され、両者は序盤から大きい呪文を放ちます。
「あの弱虫が、本当に強くなった」と笑いながら戦うブラゴ、最後に全力をぶつけ合うことが出来、きっと楽しいのでしょうね。
ブラゴのパートナー・シェリーもブラゴを王にするという強い想いで戦いに臨みます!
ですが成長したガッシュ、そして清麿が開花させた「答えを出す者」の力によって徐々に押され始めます。
そして両者が最大呪文を放ち、決着の時を迎えます!
清麿とガッシュの別れ
「おまえがパートナーで良かった」
ブラゴはシェリーの手を握り最後の言葉を伝えます。
勝者はガッシュ!100名の魔物の子供たちが次の王を決める戦いを勝ち抜き、魔界の王様となったのです!
これによりすべての戦いが終わり、これまでの戦いで傷ついた人、物、自然を元の状態に戻りました。
そして最後に清麿は2つの選択肢を出されます。
・望むだけの財産を与えられ、ガッシュとの記憶を消される
・ガッシュとの想い出を残し、財産は得ることはできない
清麿は迷うことなく、ガッシュとの想い出を心に残すことを選択します。
卒業式で別れは済ませた。と2人は涙を見せずに別れます。
卒業式では2人とも号泣しており、清麿はガッシュが魔界に帰ったあと涙を流します。
これまでの想い出が蘇り、読んでいるこちらも涙が止まりませんでした。
金色のガッシュ 最終回 ガッシュからの手紙
魔界のガッシュから清麿に手紙が届く
最終話では、魔界のガッシュから清麿宛に手紙が届きます。
戴冠式にて新たな王としてみんなの前に立った後、共に戦った魔物たちと学校に通っていること、一緒の学校ではない魔物も楽しく暮らしていること、王様の仕事を学んでいることなどが手紙には綴られていました。
ガッシュが戦いを通じて学んだこと
ガッシュは手紙の中で、戦っているときは辛いことやひどいこともたくさんあったが、この王を決める魔物同士の戦いは正しいものだったと思うと綴っています。
清麿と本当の友達になり、仲間たちと協力できることのうれしさを知ることができ、悪いことを良くしようと話し合える大切を知ることができ、どんなひどい現実でも光り輝く心の姿をみることができたそうです。
この「神の試練」と呼ばれる戦いは、これから千年を生きるためにそんな大切なことを自分たちに教えてくれるためのものであり、清麿たち人間の力を借りて戦うことで、それを人間にも教えようとしているのではないかとガッシュは語っています。
クリア・ノートは自身のことを「核兵器」だと語っており、魔物や人間はそういう恐ろしい力を生み出すことができてしまい、そんな恐ろしい力から自分たちを守ることができるのは「強い心」なのだと。
「次に会うときはお互いに胸を張って会える大人に成長していよう」
最後にそう綴られ、物語は終わりを迎えます。
物語を通じて、ガッシュも清麿も大きく成長していきました。
そしてその姿を見ていられたことが、とても嬉しく思いました。
まとめ
今回は金色のガッシュの最終回について、最終回前の2つの決戦と、最終回の結末を解説してきました!
物語の完結から14年の時を経て「金色のガッシュ2」が連載開始し、これからまた人気を博していくであろう本作品を、また読み返してみたくなってしまいますね!
「金色のガッシュ2」が見たい方に向けて、下記も貼っておこうと思います!
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